佐野元春『HEART LAND』

先日、渋谷のレコファンに行ったら棚の上に長らく探していた佐野元春、88年リリースのライブ盤『HEART LAND』初回限定版が置いてあった。
値札を見ると1350円だったので即購入。
これはCDなのにLPサイズのボックスに入っているという、なんか豪華だけど意味はなさげな仕様になっている。
ブックレットが大きくて写真の見栄えがいいというぐらいではなかろうか。
このアルバムはオーバーダビング無しのライブ盤だという。
以前購入したPANTA&HALのボックスセットに入っていた『TKO NIGHT LIGHT』もそうだったが、これは本当にライブ演奏そのままの音なんだと思って聴くと、身体が熱くなるような感覚がする。
値段から言ってもいい買い物だった。


ところで同じレコファン遠藤賢司の『史上最長寿のロックンローラー』(60×60cmの特大ジャケットにものすごい長い1曲のみが収録されている逸品)が置いてあるのだが、あまりのでかさに置き場所のことを考えてしまいなかなか手が出ない。

カブキロックスを見に行く

唐突だけど、私はちょっとした縁でカブキロックスのメンバーの方と知り合いなのです。
というかまだ活動しているのですよ、カブキロックスは!
(活動休止期間はあったらしいけど)

まあいろいろお話ししているうちに、いっぺんカブキロックスのライヴって見てみたいなと思うようになったわけで。
今日は新国立劇場の向かいにあるライブハウス・初台DOORSでやるということで行ってきました。

なんというか、“虹の都”とか“千両役者”とか「あ! 聴いたことあるよコレ! 懐かしい!」って感じで非常に楽しめました。
あと、めったに演奏しないそうですが九月ということで“すみれSEPTENBER LOVE”をやったのはちょっと驚き。
実はデビュー曲“お江戸 O-EDO”*1カップリングだったそうで、IZAMUよりはるか前にカブキロックス一風堂の名曲をカバーしていたとは知らなんだ。
さすが日本を代表する(?)グラムバンド。
ちなみに“お江戸 O-EDO”はアンコールで演奏。
まあコレをやっとかないと客が納得しないってやつですな。


今さら気づいたんだけど、カブキロックスって名前はなにげにハノイ・ロックスからきてるのかな。
あと、橋本真也の葬儀のニュースで「氏神一番さんなども参列」っていうのを読んだんだけど、この時、氏神さんはどういう格好で行ったんだろう。
さすがに葬儀で白塗りはマズイし素顔だったとは思うのだけど、そうだとすると誰も氏神さんだとはわからないんじゃなかろうか。

*1:沢田研二の“TOKIO”の歌詞を替えたカバー。説明しなくてもわかると思うけど、サビの「TO・KI・O!」の部分が「O・E・DO!」になる。

PCゲーム『イース ―フェルガナの誓い―』

前にも書いたけど、私は日本ファルコムのゲームを愛好するファルコマニアだ。
そんなわけで、かのイースシリーズの最新作である『イース -フェルガナの誓い- DVD-ROM版』も予約して本日購入。
イース・エターナル』あたりからファルコムの初回限定版特典の豪華さには定評があるが、今回もすごい。
イースⅢ関連のCDタイトル全7枚と『イースF』のアレンジCD1枚の計8枚のCD-BOX。
毎回、ファルコムの豪華な特典は「ゲーム本体とどっちがオマケかわからない」「過去の遺産で食ってる」などと揶揄されるのだが、例えばイースOVAを全話収録とか、今回の関連CDタイトル全収録というのは非常に良心的だと思う。
OVAの1話だけとか関連作の1枚だけ収録とか、さも「続きはお金出して買って下さい」みたいなアコギな商売をしないのだから。


まだゲームは始めていないが、とりあえずCDは聴きはじめよう。

高田渡、死去

フォークシンガーの高田渡が亡くなった。
私は60年代後半から70年代前半のフォークソングが好きでCDもけっこう集めているのだが、高田渡はなかでも好きなシンガーの一人だった。
今は無き日清パワーステーションで早川義夫との対バン(?)ライブを観に行ったことが思い出される。
あの訥々としたギターになんとも言えない味があった。
高田渡というとわかりやすい風刺歌の「自衛隊に入ろう」が有名だが、やはり「自転車に乗って」や「生活の柄」といった曲が印象深い。
私は今、縁あってカフェを舞台にした演劇の脚本に関わっているので、氏の「コーヒーブルース」が思い出される。

三条へ行かなくちゃ
三条堺町のイノダっていう
コーヒー屋へね
あの娘に逢いに
なに 好きなコーヒーを
少しばかり

趣味でフォークギターに触っている私はこの曲をコピーしたほどお気に入りだった。
現代の吟遊詩人、その少しばかり早い死を悼む。