ジャンル・コードについて

今回の申し込み時に行った大きな変更点は、「ジャンルコードの複数選択廃止」と「キャッチ文の廃止と、キーワード(3つまで)の新設」です。
これは前回の参加者の声を踏まえ、ジャンル別のサークル配置をより明確にするとともに、カタログ上でもそのサークルがどのような本を出しているかわかりやすくするための変更でした。
文芸サークルは「小説も評論も詩も取材記事もやっている」というところが珍しくありません。
そのためこれまでの文学フリマでは、いわゆるジャンルコードを「小説・評論・詩・ノンフィクション・その他」の複数選択としてきました。
しかし、複数選択とすることで「そのサークルがどの表現に主軸を置いているのか」がカタログ上で不明瞭になると共に、明確なジャンル別の配置を困難にしていました。
300サークルを超えるようになってジャンルが不明瞭では、来場者にとってあまりにもわかりづらいと考えました。
来場者が目的のジャンルのサークルを見つけられない、というのは当然サークル側にとってもよくありません。
そこで、ジャンルの複数選択(と「その他」の項目)をなくし、「主軸を置いているジャンル・表現」をひとつ選んでもらうことにしたのです。


また、「小説も評論も詩も取材記事もやっている」ようなサークルがジャンルをひとつだけ選んでもその他のものを補足できるように、「キーワード」という欄を設けました。
これは複数ジャンルの捕捉だけでなく、より明確なカテゴリーを提示することもできます。
「詩」をジャンルとして選んで、キーワードに「短歌」と書けば、ひと目でそのサークルの作品の傾向がわかるというわけです。
これで、来場者に対するユーザビリティが向上し、各サークルのメリットになればと考えています。


なお、「キーワード」は3つまで、と明記していましたが、ひとつの入力欄の中でスラッシュや中黒などで区切って6個も7個もキーワードを入力している人がいました。
こういうのは問答無用で最初の3つのキーワードだけに編集させていただきましたのであしからず。