○須藤元気 vs ×ホイラー・グレイシー

総合格闘技の技術も日進月歩であることを感じさせた試合。
引き込みをして下からの攻めを繰り出すホイラーの姿に、「なんか懐かしい戦い方だな」と思ってしまった。
須藤は足を取られても余裕を持って外していたように見えた。
そのまま自分のペースに持っていって、中腰に組み付いたホイラーに膝蹴り→上から殴打とつなげてKO。
ホイラーがマウスピースを吐き出して半失神というけっこう衝撃の映像をTV放送で第一試合に持ってきたのはさすがイケイケのTBSといったところか。
正直なところ、ホイラーの技術は古すぎて、一方的な試合にだった。
大昔の話だが、コロシアム2000でサウロ・ヒベイロが近藤有己に膝蹴りで秒殺された試合をセコンドで見ていたホイラーは、総合格闘技の技術革新に何の危機感も覚えなかったのだろうか。
あの時点で対打撃の最新技術の研究を怠らなければ、今回のような失態を演じることもなかったろうに。