「東浩紀のゼロアカ道場 伝説の『文学フリマ』決戦」

いよいよ書店に並びました。
第七回文学フリマで話題を呼んだゼロアカ道場の同人誌の合本です。


もともとゼロアカ道場という企画は最終的にはその内容を本にまとめるという構想だそうですが、この「伝説の『文学フリマ』決戦」はあの当日の熱気の勢いで刊行が決定された本です。
なにしろあの企画の「1チーム500部」という数字は当然売れ残るものという前提だったので、それを合本にして出版する必要性などないはずだったわけですね。
なんというか、ゼロアカ第四回関門の鬼子とも言うべき一冊だと思います。
イベント主催者としてはあの日の伝説は伝説のままにして幻想を育てていくのもアリだと感じないこともないのですが、地方の人など当日に文学フリマにいくことができなかった人の手に届くというのが大事ですね。
そしてまた刺激をうけた人たちが文学フリマの次の“伝説”を作っていく。
そういうイベントにしていきたいです。


私が「パンドラ」に寄稿したこの企画の総括コラム「文学フリマのいちばん熱い日」も後ろのほうに収録されています。
ところで先日、講談社から送られてきた資料には「文学フリマのいちばん熱い夏」と記載されてました。
プリプリかよ、オレは(笑)

東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦 (講談社BOX)

東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦 (講談社BOX)