エメリヤーエンコ・ヒョードルvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ

1Rは互角の好勝負。
しかし2R、3Rと進むにつれ、二人の初対決時の光景が甦ってくるようにヒョードルがペースを握った。
ノゲイラはスタンドの打撃で勝負にいったようだが、ヒョードルの卓越したテイクダウン能力がその作戦を潰してしまった。
こうなるとノゲイラの勝機はヒョードルから上のポジションをとることだと思うのだが、その場面はたった一回しか訪れなかった。
本当にヒョードルは穴がない。
ノゲイラでも倒すことは難しい。
しかし、ノゲイラ以外にヒョードルを倒す可能性のある選手がいるのだろうか。
ミルコが相手でも、ヒョードルの牙城は崩せないと思うのだが。
ノゲイラが上のポジションさえとれば……。
やはりそんな風に想像してしまうのである。