「東京都立産業貿易センターの工事に伴う休館のお知らせ」が出ました

都内の中規模同人誌即売会の重要な会場であった東京都立産業貿易センターの浜松町館・台東館が順次休館することが公知されました。

こちらを見ると台東館は改修のために2014年4月から休館し、2015年4月に再会予定。

しかし浜松町館については2015年9月で貸出を終了するとし、その後については「民間複合施設との合築で、新施設の整備を行い」、「詳細につきましては、今後、計画内容が具体的に確定した時点で、あらためてお知らせいたします」とのこと。

その地区開発事業のページ「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」を見てみると、新施設の用途には「産業貿易センター」とあり展示場はなくならないようですが、それが同人誌即売会の会場として使用できるかどうかは不透明です。

イベントにとって、もっとも重要なのは会場なので、都産貿の休止は諸方面に影響がでると思います。

文学フリマにも、現在使用している東京流通センター(TRC)に都産貿を使えなくなったイベントの予約が増えるといった形で影響が出る可能性はあります。

今後の展開に注目したいところです。

文学フリマ都産貿で開催したことはありません

時々、混同している方がいるようなのですが、文学フリマ都産貿で開催したことはありません。

青山ブックセンター(カルチャーサロン青山)→東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎→大田区産業プラザPiO→東京流通センター(TRC)という変遷を経ています。

都産貿で開催していたのは、先日、惜しまれつつ終了となった「タトホン」さんですね。

ちなみに東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎も周辺工事の影響で2014年12月からの貸出を休止しています。

もっとも、同会場はそれ以前から「展示会やセミナーのみで、販売行為や撮影会はできません」という名目で事実上、同人系のイベントを締め出す方針に転換していたのですが……。

そう考えると、本当に都内は会場が減ってきている印象です。

いろんな意味で、地方開催の重要性は増してくるでしょうし、関東近県も含め、まだまだいろいろな可能性を秘めているような気がします。