清水エスパルス、ナビスコカップ準優勝に終わる

久々のタイトル獲得を期待したのに、大分トリニータに0-2で負けてしまいました。
清水エスパルスはもともとカップ戦に強いチームですが、準優勝が多くて「シルバーコレクター」と揶揄されることもあります。
またしてもコレクションをひとつ増やしてしまいました。
しかし、清水のカップ戦決勝はいつも逆風が吹いているような気がします。
Jリーグ草創期の93年、94年のナビスコ杯は二年連続の準優勝ですが、二回とも相手はヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)。
当時のヴェルディ三浦知良やラモスを擁し、Jリーグブームを牽引する存在でしたから、「ここはヴェルディが勝たなきゃ盛り上がらない」という時代でした。
もっとも逆風が吹き荒れたのは1998年の天皇杯勝戦
「負けたらそこでチーム消滅」という状況で決勝まで勝ち進んだ横浜フリューゲルスが相手でした。
フリューゲルス・サポーターのみならず、エスパ・サポ以外の全サッカーファンがフリューゲルスの優勝を期待した試合でした(今で言う「エス空気嫁」状態)。
2005年の天皇杯決勝は浦和レッドダイヤモンズ
ちょうど「浦和黄金時代の幕開けか!?」という時期で、逆風を跳ね返せず予定調和的な結末でした。
そして今回のナビスコ決勝。
J2からのし上がってきた大分は「九州勢初の戴冠なるか?」ということで世間の期待を集めていました。
今回もエスパルスは「サッカーファンには好ましい結果」を出してしまったわけです。
Jリーグ創設時に参加した“オリジナル10”で、降格を経験したことのないシルバーコレクター
準優勝は残念ですが、そんなエスパルスもやっぱり好きな私なのでした。


でも、天皇杯は頼むよ!!